マンションと管理会社をつなぐフロントマンの素顔に迫る!
フロントマン密着ルポ! vol.1
- 「何でも相談できるフロントマンさん」を目指して
- マンション管理企画本部
管理企画推進部 主任(取材当時) 2012年 入社
マンション居住者様と管理会社をつなぐ、その最前線にいるのがフロントマン。「フロントマンってどんな人?どう管理のサポートをしてくれるの?」そんな疑問をもとに、レーベンコミュニティ居住者様向け情報誌「Smilax」で食のコラムを連載中のフードプロデューサー牛久保千恵さんが、レーベンコミュニティのフロントマンにインタビューしました。「快適で安心・安全なマンション生活」のために日々奔走するフロントマンの仕事と素顔に迫ります。
居住者様のご相談は何より最優先
- 牛久保 千恵氏(以下牛久保氏):
- フロントマン歴3年目と伺いました。お仕事のポリシーは何ですか?
- フロントマン:
- 「この人には何でも相談できる」と信頼していただけるフロントマンになりたいですね。居住者様からのご質問・ご相談には、どんな仕事よりも最優先に取り組んで、他物件の事例や調べたことなどを、わかりやすくご提案することを心掛けています。
- 牛久保氏
- 居住者様と接する上で大切にしていることは何ですか?
- フロントマン
- フロントマンの仕事は目に見える商品があるわけではありません。居住者様に頼ってもらって初めて、私たちの存在価値が生まれると思います。そのためにまず、顔を合わせてお話しする機会をたくさん持つことが大切。親しみを持っていただけるよう努めています。その上で、どんなご相談にも迅速に、皆様が納得していただける提案をすることで、信頼して任せてもらえる。気軽に話し合えるような気さくな関係を作りたいですね。
理事会とタッグを組んで達成した大規模修繕工事
- 牛久保氏
- 昨年、担当マンションで大規模修繕工事を行ったと聞きました。管理組合にとって大規模修繕工事は大きな事業ですが、どのようにサポートされましたか?
- フロントマン
- 基本は新築時に策定した修繕計画に沿って、劣化箇所の補修を中心に進めていきます。それに加えて、住む中で生まれた課題などを解決できるような改善案をご提案しました。今回はインターホンの取り換えや、駐輪場の改修などのご要望があったので、メーカーから相見積をとって説明会を開催するなど、費用や機能、利便性を実感していただけるよう努めました。単純に多数決で決めてしまうのは簡単ですが、なるべく多くの皆様に納得していただいた上で決定されるべきだと思っています。
- 牛久保氏
- 住みながらの工事になりますから、居住者全員の理解というのも大事ですね。
- フロントマン
- 居住者様の中で無関心な状態を作らないよう、理事様と相談しながら工事の進捗を掲示し、説明会を行うなど工夫しましたね。工事の説明会では、過去にないほど多くの居住者様にご参加いただいて、用意していた机が足りなかったほどです。理事様と修繕委員様、フロントの私と弊社修繕企画課、そして工事業者がタッグを組んで、工事について認識にズレがないよう情報を共有しながら進めました。工事に対する意識を、管理組合・管理会社・施工業者の3者が同じように持てたことが功を奏したと感じています。
- 牛久保氏
- 大規模修繕工事を経て、居住者皆様のマンション管理に対する意識に変化はありましたか?
- フロントマン
- 次の大規模修繕工事に向けて、総会で修繕積立金改定の提案がありました。建物を20年、30年と健全に維持していくためには、こうして理事様を中心とした居住者様が自発的に組合運営に関わり、活性化していくことが大切だと思います。その中で居住者様お一人おひとり、それぞれのご意見がありますので、それを一つの結論に導いていくのがフロントマンの仕事。アンケートや説明会、意見交換会を開くなど、様々な方法をご提案して、組合を支えていきます。
常に居住者様の目線でより良い提案を
- 牛久保氏
- フロントマンとして大切にしていることは何ですか?
- フロントマン
- 常に居住者様の目線であり続けることです。弊社では社内のさまざまな部署が連携して組合運営やマンション管理のサポートをしています。その中で、フロントマンは直接居住者様と接する仕事。管理会社としての目線だけではなく、常に居住者様の側に立って、組合が活性化するサポートをしていきたいと思っています。
- 牛久保氏
- 仕事でやりがいを感じる時はどんな時ですか?
- フロントマン
- 総会の場で、ある理事様が「フロントマンさんが一年間本当によくサポートしてくれた」と言ってくださった時はとても嬉しかったですね。居住者様が「レーベンさん」「管理会社さん」ではなくて、フロントマンさんと呼んでくださったり、気軽に話しかけてくださった時は、フロントマンとしての信頼を頂いていると実感します。
- 牛久保氏
- 今後、どのようなサポートを行いたいですか?
- フロントマン
- いただいたご要望に、迅速に対応し解決させることは管理会社として当然の業務です。そこから、さらに発展させたご提案をしてより良い結果を生み出せるかどうかが、フロントマンの力が問われるところ。居住者の皆様と直接お話しする機会を多く持って、何でも相談してもらえるような関係を作り、積極的なサポートを行っていきます。
- 牛久保氏
- これからの仕事での目標を教えてください。
- フロントマン
- さらに会社がステップアップできるような、良いフロントマンを育てられるような人間になりたいです。まだまだ若手ですので、まずは自分のさらなるスキルアップが直近の目標ですね。
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牛久保さんの食の1POINT ADVICE!
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- フロントマン
- 食事は外食がほとんど。今のところは体調に変化を感じることはありませんが、年齢を重ねても今と同様に健康を維持するにはどうしたらいいですか?
- 牛久保氏
- 外食が多いフロントマンさんは、食品の偏りや塩分の摂りすぎに要注意です。外食では、ラーメンや丼などの単品料理より、食品目の多い定食類がおすすめです。そして食べ方にも一工夫を。サラダや煮物、小鉢など、まずは野菜類から食べるようにしてください。野菜の食物繊維は血糖値の濃度が急激に上がるのを抑え、さらに、胃の中で水分を吸収して体積が増し、満腹感を得ることができます。また、野菜はよく噛まないといけないので、満腹中枢を刺激し食べ過ぎの予防になります。ただしサラダのドレッシングなどは、たっぷりかけてしまうと、塩分や油分の摂り過ぎになりますので気をつけてくださいね。
フロントマンとして大切にしていること
現場で働くフロントマンの仕事のこだわりとは?原動力となる5項目について自己採点しました。
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- クオリティー:80点
- わからないことは徹底的に調べ、事前準備を怠りません。問題を解決する能力と人間性が良い仕事に繋がると思うので、それらを磨く努力をしています。
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- スピード:90点
- 担当マンションに足を運べるのは多くて月に数回。常に現場の管理員さんと連携して、マンションの状況や居住者様の様子を把握し、何かあった時に迅速に対応できるようにしています。
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- 情熱・ガッツ:95点
- 居住者様と電話だけではちょっとした行き違いが生まれてしまうこともあります。そんな時はまず直接訪問してお話しに行きます。誠意を持って対応しているという気持ちが伝われば、ご理解ご納得いただけることがほとんどです。
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- コミュニケーション:95点
- 何でも自分のことのように考えるよう心掛けています。安心していただき、親しみをもってもらえるように、明るく接し、どんなことでも気軽に相談してもらえるフロントマンを目標にしています。
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- リラックス:70点
- たまに会社の仲間と行くゴルフが息抜きです。自然に囲まれてのんびりした気持ちになります。スコアを気にすることはないですね。
上司から見たフロントマン
フロントマンの上司に、彼の日々の仕事ぶりやこれから期待することなどを聞いてみました。
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- フロントマンの長所・持ち味は?
- 居住者様のお考えやお気持ちを尊重しながら、迅速に対応・提案できることです。そして決してめげません。
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- 印象に残っている仕事上のエピソードは?
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台風の影響で、あるマンションの地下電気室に漏水が発生した時のことです。深夜にもかかわらず現場に駆け付け、
朝方まで対応にあたったことが印象に残っています。
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- フロントマンの人柄を四字熟語で表すと?
- 「活気横溢」かっきおういつ…生き生きとした気分が溢れんばかりに漲っていること。
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- 今後どう成長していってほしい?
- ビジネスライクではない、人と人との関係性を重視して対応することで、居住者の皆様から信頼されるフロントマンになってほしい。理事会の役員様から「フロントマンさんに任せておけば大丈夫」とのお言葉をいただけることを目標に、成長してほしいと思います。
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牛久保 千恵(うしくぼ ちえ)
監修 /(株)シー・フェアー 代表取締役
- 食に関するマーケティング・企画を主とする(株)シー・フェアーの代表。また、フードプロデューサーとして、『体の中から健やかに美しく』をテーマにレシピ開発もおこなう。『きれいにネット』で、オリジナルレシピを配信中。
http://www.kireini.net/
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- フロントマン
- レーベンコミュニティの若手フロントマン。千葉県出身の入社3年目。現在13物件を担当している。好物は焼き肉とラーメン。学生時代は空手に熱中。休日はジムやゴルフで汗を流している。
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