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マンションに住むようになると、しばしば耳にする「専有部分」「共用部分」。
知っているようで知らない一般的な違いを解説します。
専有部分・共用部分 ◯✕クイズ
Q1.玄関のドアは「専有部分」なので、ドアを好みの物に変えられる。
Q2.「共用部分」でも、使用者が修繕費用などを負担しなければならない箇所がある。
Q3.窓ガラスは「共用部分」にふくまれるので、ペアガラスに変えるのはNG。
Q4.壁の石膏ボードは「共用部分」にふくまれるので、穴をあけるのはNG。
Q5.玄関の前にあるポーチ・アルコープは「専有部分」である。
Q6.住居内のフローリングは「共用部分」にふくまれるため自由に張り替えることはできない。
Q7.ルーフバルコニーは「共用部分」なので、排水口の掃除はしなくてOK。
A1.玄関ドアは実は「共用部分」
玄関ドアは「共用部分」のため、玄関ドアの色を勝手に塗ったり、ドア自体を変えることはNGです。ちなみに、国土交通省が定めた「マンション標準管理規約」では錠と内部塗装部分だけは「専有部分」とされています。
A2.専用使用している箇所は費用負担があるものも
窓ガラスは「共用部分」にふくまれますが、あやまって割ってしまった場合などは、居住者が修繕費用を払います。また、サッシやネームプレートなどの建物の附属設備も、専用使用者が費用負担するケースがほとんどです。
A3.自由に変えることはできない
窓ガラスは「共用部分」のため、勝手に変更することはできません。ただし、防犯・防音・断熱などの改良工事の場合で、管理組合が実施できない場合には各戸が実施できるよう細則を定めていることもあります。
A4.石膏ボードの下の躯体からが「共用部分」
壁紙の下には石膏ボードがあり、さらにその下にはマンション全体を支える躯体(コンクリート部分)があります。住戸内では石膏ボードまでが「専有部分」のため、画鋲を刺したり石膏ボード用の金具を付けるのはOKです。
A5.ポーチ・アルコープは「共用部分」
門扉があったりタイルの色が異なっていたりしても、ポーチ・アルコープは「共用部分」であることがほとんどです。そのため避難の邪魔になったり美観を損ねる私物や自転車を置くことは、規約によりNGのケースが多数。
A6.張り替えOK。ただし等級に細則あり
フローリングも「専有部分」にふくまれるため、届け出のうえ張り替えが可能です。ただし、使用できるフローリングの等級(遮音性能)など修繕に関する細則が決められていることがあるので、まずは管理規約を確認してみましょう。
A7.ルーフバルコニーの掃除は居住者の担当
ルーフバルコニーは通常のバルコニーと同様に「共用部分」にふくまれます。しかし、専用使用権にもとづいて利用しているため、排水口の掃除などの日常的なメンテナンスは区分所有者(居住者)がおこないます。特に台風シーズンは、落ち葉などで排水口が詰まりやすいのでご注意を。
分譲マンションで居住者同士が快適なマンションライフをおくるためには、「管理規約」が不可欠です。管理規約は国土交通省が作成した「マンション標準管理規約」をベースに、マンションごとに異なる内容で定められています。
管理規約が、共用部分・専有部分の範囲など管理組合運営に必要なことを定めている一方で、「使用細則」もあります。使用細則は、専有部分のリフォームや、ポーチやベランダの使用方法など管理規約より暮らしに密着した内容となっています。
専有部分・共用部分の大まかな違いを理解していても、ルーフバルコニーや窓ガラスなど専用使用者(居住者)がメンテナンス・修繕費用を負担する部分があるなど詳細な事例も多いため「これはOKかな?」と思ったら、お住まいのマンションの管理規約をチェックしてみましょう。多くの人がともに暮らすマンションだからこそ、ルールを守って快適な暮らしを維持したいものです。
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